「リアルタイム監視」「高い信頼性」「柔軟なシステム連携」という3つの特長の他に、使いやすい管理画面とユーザーインターフェースが運用を強力にサポートします。2段階の警告表示や、高度な検索条件での計測データ検索、帳票カスタマイズという機能面と、グラフィックな画面表示も魅力です。

F&M-Portalの特長

① 2段階の警告表示機能　② 高度な計測データ検索機能　③ 視覚的な温度分布表示機能　④ 帳票出力機能　⑤ ラック負荷管理　⑥ PDF負荷管理　⑦ エンドユーザ別グラフ　⑧ 静観監視機能(アラーム抑制)

① 2段階の警告表示機能

通常、「電流」や「電力」などの警告閾値は上下の1段設定ですが、F&M-Portalでは2段設定^※1ができます。閾値を超えた場合はアラームでお知らせ。アラーム発生時は「警告」や「注意」を色分けして視覚的に表示します。メールや警告灯でのアラーム通知も可能です。

※1 　2段階の閾値設定例
　　　閾値設定1　「警告」　　閾値上限18A、閾値下限16A
　　　閾値設定2　「注意」　　閾値上限17A、閾値下限15A

② 高度な計測データ検索機能

「電流」や「電力」などの計測項目ごとに計測データを検索できます。
検索した計測データは一覧で表示。
ビル名やフロア名をはじめ、登録しているエンドユーザ名や文字を指定して検索できるなど、高度な検索条件を設定することが可能で、調べたい計測データをピンポイントで検索することができます。
また、一覧右側のグラフアイコンをクリックすると、計測データのグラフを表示します(計測タイプが「電力」の場合は積算電力グラフも表示します)。

③ 視覚的な温度分布表示機能

サーバルームのレイアウトに合わせて、計測項目の分布をグラデーションにて表示。
熱だまりや過冷却の分析に活用できます。

④ 帳票出力機能

CSVファイルとエクセルの帳票出力が可能。表示する内容は細かく条件設定ができます。

ダウンロードした帳票(計測データ)の最大値・平均値・最小値をグラフ表示することも可能です。

⑤ ラック負荷管理

ラックごとに複数のMCCB^※2 をグループ化して最大電流値/電力値を合算して表示が可能。
最大値は、表示期間内に計測したデータとなります。

※2 MCCB・・・Molded Case Circuit Breaker の略。配線用遮断器。ノーヒューズブレーカー。

⑥ PDF負荷管理

PDF^※3 の主幹回路を計測することで、利用率の目安となる負荷率の算出が可能。
表示データは表示期間内の計測されたデータとなります。

※3 PDF・・・Power Distribution Frame の略。分電盤。

⑦ エンドユーザ別グラフ

データセンタの契約ユーザ(エンドユーザ)が利用している「電力」または「電流」の合計値を表示します。契約ユーザのご利用状況が一目で見えるので、お客さまへの提案にも役立ちます。

⑧ 静観監視機能(アラーム抑制)

メンテナンス時などでアラームを抑制したい場合、不要なアラームを抑制できます(アラーム通知はなくても、アラームの履歴には残ります)。