書類での申請時間の99%削減に成功したRFID持出管理システム
- RFID
- 音声/映像
- 所在管理
- RFIDタグ
- コスト削減
- 業務効率化

東日本電信電話株式会社さま

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)さまは、東京都新宿区に本社を構えるNTTグループの主要電気通信事業者です。日本電信電話株式会社(NTT)の完全子会社として、東日本エリアにおける地域電気通信事業を展開し、固定・携帯・公衆電話などの電話通信サービス、インターネットサービスなどインフラの整備や通信サービスの提供を担っています。
現場トラブルに対応するため、スピーディに駆けつけたい
導入前の課題
日々さまざまなトラブルに対応するため、現場へスピーディに駆けつけることが求められます。しかし、一度に持ち出す物・管理簿の種類が多く手続きが複雑であったため、1回の持ち出し申請に多くの時間がかかっていました。また、手作業による管理のため、管理者による持出し状況の把握が不透明だったり、持ち出し承認の確認工数が膨大となり、業務や管理の効率化に向けた解決策を求められていました。
管理対象物品
工具
車両バッグ(鍵、ETCカード)
パソコン端末
工事用機器・装備品(ヘルメット、雨具等)
最大21点
実施内容
さまざまな管理対象品にRFIDタグを取り付け、読み取りにくい物品については弊社のRFIDテストベッド(大型電波暗室)を活用いただきました。
金属タグと一般タグ、どちらが最適か判断に迷う物品も、RFIDテストベッドでの測定データを基に読取性能を改善。読取ゲートでの持出し品の一括読取りを可能にし、スムーズな運用を実現しました。
導入効果から次の改善アイデアが誕生
効果
持ち出し申請は「1. 持ち出し目的の選択」「2. 担当者IDカード読み取り」「3. 物品をアンテナに読み込ませる」の3ステップで持ち出し申請は完了します。申請したデータは自動で管理者へ届き、申請書類を作成する時間削減を実現しました。
※測定条件:5つの物品を持ち出すまでの計測時間(データ提供:東日本電信電話株式会社さま)
帳票化や持ち出し履歴の検索もスピードUP
履歴をデータベース化することにより、月次処理や持ち出し状況の把握など簡易的な運用を実現。
帳票機能:お客さまが普段利用しているExcelフォーマットへデータの転記、出力が可能です。
セキュリティ物品は立ち会いの持ち出しを継続
物品ごとに申請の有無を設定できるので、通常管理品、申請あり物品(事後承認)、上長の立ち会い申請ありの物品とに分けることで、承認行為の効率化を実現するとともに、現状運用にそった申請、承認プロセスが可能となりました。
ゲートタイプだから両手が塞がっていてもくぐるだけ
ゲートタイプのアンテナは、両手いっぱいに物品を持つ現場でも、スムーズな読み取りを可能にしました。
大型ディスプレイによる作業の見える化で現状把握
今まで個々に確認していた工具の持ち出し状況の情報共有を、事務所内に設置した大型ディスプレイに写し、作業情報を見える化。トレースを行いやすく、漏れのない運用に。