Case Study 導入事例

RFID持出管理システムによるメンテナンス工具管理

  • RFID
  • 所在管理
  • 貸出管理
  • RFIDタグ
  • コスト削減
  • 業務効率化

鉄道会社さま

日本の公共交通機関を支えている企業として、旅客車両の運行に加え、鉄道や線路の保守メンテナンスを業務とされています。

紙台帳による膨大な確認作業をなくしたい

導入前の課題

システムの導入前は、工具の持ち出し、返却の管理を紙台帳で行っており、膨大な確認時間がかかっていました。この紙台帳には、車種、番線、車号など多くの記入項目があります。さらに、線路上に工具を1つ置き忘れただけで、重大事故に繋がる恐れがあるため、作業者、管理者ともに厳重な工具の管理かつスピーディに作業ができる体制が求められていました。

管理対象物品

工具、車両バッグ(鍵、ETCカード)、パソコン端末、工事用機器・装備品(ヘルメット、雨具等)最大21点

実施内容

RFID持出管理システムの導入を実施するにあたり、すべての工具にRFIDタグをつけて管理を行える環境を構築し、工具をシステム上で一括管理できるようにしました。また、入口に検知ゲートを設置し、未処理の工具の持ち出しを把握できるような環境を作りました。

作業工数だけでなく、うっかりミスも抑制

効果

RFID持出管理システムにより、効率的な工具の持ち出し管理作業が実現できました。車種、番線、車号など、従来の台帳に記載が必要だった項目もシステム上で反映させることができ、帳簿記入の時間を大幅に削減。作業の見える化を実現しました。

工数の削減だけでなく作業の引き継ぎミスの軽減にも貢献

多種多様なメンテナンス工具があるのはもちろん、鉄道業界特有の複雑な組み合わせがあるため「セット持出機能」を活用しました。RFIDタグを読み込ませるだけで持ち出し忘れ、返却忘れが一目で把握できるような運用へ変更。
持ち出し申請の工数削減を実現しました。

持ち出し時に付帯情報をつけることで番線、車種、車号などの作業情報を履歴に残し、作業の引き継ぎの際のミスも防止できるような運用を実現しました。

出入り口に持ち出し未処理ゲートを設置し、うっかり申請忘れを抑制

出入り口に持ち出し未処理ゲートを設置し、未処理の工具の持ち出し防止。工具管理を徹底できるようになりました。

大型ディスプレイによる作業の見える化で現状把握

個々に確認していた工具の持ち出し状況の情報を事務所内でディスプレイし、作業情報の見える化を実現。トレースが行いやすい、漏れのない運用になりました。

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